歌帳

日々の思いを歌にこめて

坂道

着ぶくれた日々に慣れつつ歩きゆく我が道遠く続く坂道

  寒さに着ぶくれて街を歩くことにももうなれてしまった。実は重たく着こんでいるのは防寒具だけではない。この季節はいろいろとため込んでしまったものを身に負いながら生きている。でもそれを今は振り返ることなく前に進んでいる。そういう毎日も悪くはない。そう考えることにした。