歌帳

日々の思いを歌にこめて

窓の風景

立ち並ぶビルにあまたの窓ありて閉づる人あり開く人あり

  職場の窓から外を見るとやはり同じように窓を開けてこちらを見ている人がいる。それは単なる偶然だとは思うが、その偶然の積み重ねで町ができている。窓はその中に多くの人の生業の仕切りであり、時に入り口にも出口にもなる。