歌帳
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歌帳
日々の思いを歌にこめて
2019
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09
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30
船の路
折に触れて
繰り返す喜怒哀楽の波の上漕ぎゆく船の路の遥かに
2019
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09
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29
アジテーション
折に触れて
武器を取れ社会に決して負けるなと言った論者の早世悼む
2019
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09
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26
すみか
折に触れて
いつからか丘から見えぬ人たちと話せるような夢をみている
森の中すみかはおそらくまだ暗く里の騒ぎは届いていない
2019
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09
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24
空の高さ
折に触れて
涼風の身体に浸みる朝となり旅の途中の空の高さよ
2019
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09
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19
同じ舞台に
折に触れて
誰もかも同じ舞台に立つ役者幕が上がれば演じなければ
2019
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08
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26
眺望
折に触れて
古も現在の暮らしも高みから見れば愛しいちさき点景
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2019
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08
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02
蓮の花
折に触れて
蓮花の咲く池端の静かさを求めてここにこの夏も来た
問うほどに沈黙の色漂わせ薄紅に蓮の花咲く
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