歌帳

日々の思いを歌にこめて

北千住

東京を出るときいつもこの駅にまつわることをにわかに思う

 私にとっての東京の北の玄関口は北千住である。実際の地理とはあっていないが主観的には東京の北のはてだ。幼年期にこの近くに住んでいたがほとんど記憶はない。あったとしても、街が変わり過ぎていて思い出はたどれない。大人になって別の目的でここを通過することが増えた。新たなこの駅に纏わるエピソードができた。それらを一気に思い出し、電車に乗ったあとはすぐに違うことを考えている。